高砂部屋夏合宿見学レポ
@下妻市大宝八幡宮


8月9日から12日、茨城県下妻市は大宝八幡宮で高砂部屋夏合宿が行われるとのことで、10日に行ってきました。

下館まではJR水戸線で行き、下館から大宝までは「日本一のボッタクリ鉄道」として(悪)名高い関東鉄道常総線で(笑)。

一日乗車券が1500円というのも驚き。また、下館〜水海道間はワンマン列車なので車内にデジタル運賃表が据え付けてあるのだが、表示されている高額な運賃を見ているだけで思わず顔をしかめてしまう。




左:関鉄常総線の列車。 右:大宝駅。


で、無人駅の大宝に到着。

駅から歩いて1分たらずで、目的地の大宝八幡宮に到着。

かつて平将門が何度も訪れたという由緒ある勝負の神様であるこの八幡宮。

お土産屋や食事処が数件並び、「高砂部屋さん江」という力士幟もはためいている。




もう既に屋外土俵(屋根付き)で稽古は始まっていた。

横綱はどうやら不在のようだが、意外な人物を発見。

その人とは、お笑いコンビ「中川家」の弟、礼二(身体の大きいほう←とは言え力士に比べたら小さい小さい)。

関西ローカルの番組のロケで来ていたらしく、私が八幡宮に到着した頃、朝乃若関になにやらインタビューしていた。



泥まみれになりながら稽古する若い衆。


さて、若い衆たちの稽古が続く中、朝赤龍関、闘牙関も登場。

そしていつの間にか白廻しを締めてきた中川家礼二。

どうやら番組らしく相撲の稽古に挑戦するらしい。

基礎の四股・股割りを、弓取式でお馴染みの美男力士・皇牙さんに教わる礼二。

四股というのは一見簡単そうに見えて、ちゃんとした形で踏もうとするとかなり疲れるし鍛えられる。

「いててて」と声を上げる礼二。

さらに股割りでは両足を朝赤龍・闘牙の両関取に固定され、朝乃若関に上から押される格好に。

「あいでででで!」 礼二、さっきよりすごい悲鳴を上げる。

まあシロウトには無理なのは当たり前だが、番組なので(笑)。

さらに、土俵に上げられる礼二。

礼二「ホンマ勘弁してくださいよぉ」

…仕事で来たんだからダメです(笑)。

若い衆相手に一応四つに組ませては貰えるのだが(もちろん相当手加減して貰ってるはず)、ちょん、と押されただけで尻餅をつく。

もう一丁。

今度は背中に付かせてもらえたのだが、巨体を送り出すことも出来ずまるで電車ごっこをしてるかのように土俵円周を回る回る。

礼二「何遊んでるんですかアンタ!?」

まあ結局最後には豪快に投げ飛ばされて観客から拍手喝采(笑)。

土俵を降りていった。

そして本来の稽古に戻る。

土俵下では礼二が皇牙さんに弓取のやり方を手取り足取り教えてもらっている。

稽古も終わりに近付いた頃、将来を嘱望されつつも怪我に泣かされ伸び悩む、朝三好改め朝陽丸(あさひまる)さんが闘牙関にじっくりとことんみっちり可愛がられる。

そのうちまともに立ってられなくなってしまうが、そこで終わりにしてしまっては稽古にならない。

闘牙関「オラ立て! もたもたしてると『つまんない』ってお客さん帰っちゃうぞ!」

身体中真っ黒。いわゆる「おはぎ」状態でまだまだこってりしごかれる朝陽丸さん。

かれこれ20分近く可愛がられただろうか? でも人前でこうやって可愛がられることで名前と顔を覚えてもらうことが巡業や合宿では一番大事なのかもしれない。

稽古も終わり、礼二が練習の成果の弓取を披露し(意外とうまい)、一段落。

関取が先に風呂へ行くので、慌てて色紙と油性マジックを持って駆け寄る。

闘牙関には以前国技館で一緒に記念撮影をしていただいたが(向こうは覚えてないだろうが)、朝赤龍関に接触を試みるのは今回が初めて。

すんなりとサインをしてくれ、私が「ありがとうございます! 応援してます、頑張ってください!」と緊張しながら言うと、「ハイっ」と穏やかな声で返事をしてくれました。ホント嬉しかったです。

サインもその真面目で穏やかな性格を表すかのような、丁寧かつ繊細で、そしてもちろん力強いものでした。益々応援したくなりました。

しかし、こういうところに見に来るお客さんて言うのは意外と相撲に詳しくなかったり(若貴時代の頃しか良く知らない人)、記憶が曖昧だったり(朝赤龍関と朝乃若関を間違える人)で、会話に花は咲くものの微妙にずれたり、思わず「おいおい」という言動に出たりする。何だかなぁ。
でもまあ一期一会ってことで良しとしましょう。

今回は「本場所以外、しかも地元でお相撲さんが見られればそれでいいや」くらいのつもりで行ったのだが、色々収穫が多かったので大満足だった。

今から秋場所が楽しみだ。


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