第二回「朝青龍・第68代横綱に栄進!」


平成十五年大相撲初場所・大関朝青龍明徳が14勝1敗で2場所連続優勝、見事第六十八代横綱に栄進した。

その相撲のうまさ、速さ、力強さは他の追随を許さない。観ていて痛快とはまさにこの事。

この新横綱はよく、あの名横綱“千代の富士”(現・九重親方)に例えられる。

確かにその“筋肉の鎧”と呼ぶに相応しい体つき。 相手の首根っこを押さえつけての強力な投げ。

鮮やかな切り返しなど技のキレ。 勝って当然と言わんばかりの怖い表情は北の湖(現・北の湖理事長)を彷彿とさせる。

そしてその昇進スピードは曙(現・曙親方)を抜いた。 これを新時代の名横綱の器と言わずして何と言うのか?

まあ尤も私自身が大の高砂一門ファンなので説得力に欠けるかもしれないのだが・・・。

その分を差し引いても彼は貴乃花(現・貴乃花親方)去りし後、双葉山・千代の富士に並ぶ大横綱になる素質が十分あると思う。

しかし今後朝青龍だって怪我や病気もするだろうし、マスコミやアンチファンに叩かれたりすることもあるだろう。

貴乃花のように知らぬ存ぜぬで寡黙な男を貫くのも良いが、横綱栄進時の報道を見る限り、

朝青龍はそういうタイプではないと思う。普段気さくで愛想が良い分、追い詰められたとき大変だと思う。

貴乃花のように数々のスキャンダルを起こすかもしれない(勿論起こして欲しくはないが)。

でもあの双葉山でさえ“木鶏”にはなり得なかったのだ。

まだ若い盛りの朝青龍に“只管無心になれ”と言っても、 酷な話であろう。

貴乃花はかなり木鶏に近いところまでいったのだが・・・(苦笑)。

私は今後、もし万が一朝青龍が何か問題を起こしたとしても、温かな目で見守って行きたい。

彼は朝赤龍とともにあと10年は大相撲の世界を背負って行く人材だと私は信じて疑わない。

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